熱電対
Thermocouple

受注生産にて良質な材料を使用した熱電対を製作。
小ロット、多品種に対応し低価格・高品質・短納期で熱電対を提供致します。
熱電対を取り扱う事業です。
「熱電対」とは、中高温領域を中心に最も広く使用されている温度センサーです。
異なる材料の金属線をそれぞれ両端接続して1つの回路(熱電対)をつくり2つの接点(温接点部と冷接点部)に温度差を与えると回路に電圧が発生する現象がおきます。(ゼーベック効果)
回路の片端を開放すれば、電位差(熱起電力)の形で温度を検出することが可能です。
電位差(熱起電力)は、組合せる金属の種類と両接点の温度差には依存するものの、構成するふたつの金属形状と大きさには関係しないことからこの現象を利用した多くの温度検出端が開発されました。一般的にこの現象を利用した温度検出端のことを熱電対といいます。
熱電対には以下の特徴があります。
- 熱起電力が大きく、特性のばらつきが少なく、互換性があります。
- 高温または低温で使用しても熱起電力が安定しており、寿命も長いです。
- 耐熱性が高く、高温環境下でも機械的強度が保たれます。
当社の強み
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小量・多品種
小量でも様々な種類・仕様に柔軟に対応します。1本からでも購入可能です。
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良質な材料
エンジン試験等、振動が多い条件でも折れ難い良質な材料を使用しています。
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高品質・低価格
研究開発向けに少量・多品種に特化した生産体制で、研究開発向けにおける低コストでの供給を実現できます。
また、出荷前全数検査等、厳しい品質管理を実施しており高品質な製品をお届けします。 -
短納期
多くの顧客より納期が早いため、喜ばれております。
参考納期:Φ1.0 以上⇒約7日~10日 Φ0.65以下⇒約15日 (本数等の条件により変動します) -
熱マネのトータルサポート
エンジンやモータ等、各種ワークへの熱電対取付加工や温度計測方法の提案、熱電対以外の測温部品の販売など、お客様の熱マネジメントをトータルでサポートします。
熱電対の使用用途例
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主な取り扱い商品
シース熱電対
- 応答速度が速い
シース熱電対は、熱電対素線と絶縁材及び保護管が一体構造となっているため、従来の保護管形熱電対に比べ高い応答性を有しております。 - 優れた曲げ特性と耐衝撃性
高密度に成型されているため、機械的強度が大きく、シース外径の2倍以上の半径で曲げることができます。 - 耐食、耐圧性が優れている
金属シースの中に酸化マグネシウム(MgO)が高密度に圧縮、充填されているので、気密性が優れ、外部雰囲気による腐食のおそれが少なくかつ最高350MPaの圧力に耐えます。 - 広い測温範囲
-200℃~1500℃(特殊シース熱電対使用)まで測温が可能です。

サーモカップルシート熱電対
- 表面・隙間への取り回し性が良好です。
先端の形状が測定物の表面に張り付け易くかつ、隙間に挟み易いため、表面温度や隙間の温度を計測するのに適してます。 - シース熱電対に次ぐ応答速度
サーモカップルシートの応答速度は約0.1秒以下です。(接着状況などにより変動します)

被覆熱電対
- 簡易的
熱電対素線に被覆を施したのみの簡易的な熱電対線です。任意の長さで切断し温接点加工を施せば、熱電対として使用可能です。 - 安価
他の種類の熱電対と比較すると構成材料が少なく、加工もしやすいので安価となる傾向が高いです。(使用する被覆の種類が特殊品など、場合によっては高価となるものがございます)

リボン型熱電対
- 高精度・高速応答です。応答速度は約0.1秒以下です。(接着状況などにより変動します)
- 薄くてフレキシブルな為(センサ厚み0.3㎜)、取り回し性が良好です。
- 電動化部品測定に適しております。(電池、モーター、インバーター)に最適(耐熱+200℃ 絶縁破壊電圧10KV)

熱流センサ
- 熱の量(W/㎡)と方向(発熱/吸熱)がわかる
- 微小な発熱を捉えることができる
- 熱電対よりも感度がよく早期に熱変化の信号検出ができる
- 対流放熱と放射放熱の切り分けができる
弊社製熱電対の主な使用用途
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